ショッピング事情

 基本的にビエンチャンの状況になります。この数年経済状況が良くなり、所得水準も首都では、月収100ドルを越えてきたとも言われますが、まだまだ低い状況です。また、雑貨品などはタイやベトナム、中国から輸入品が多く、特にタイからのものがほとんどになっています。ラオスの人が購入できるのは、どうしても安いものに限られており、また種類も1種類ということが多いです。つまり、日用雑貨などは一通りありますが、選択肢がありません。

 ラオス国内にスーパマーケットはラオアイテックにあるTang SuperMarketの1店舗だけです。ただし、市内には、ミニマートと呼ばれるコンビニ(キヨスク)が数多くあり、日用品や生鮮食料品以外の食材などは、ここで購入することが出来ます。日本と同様のコンビニエンスストアはM-Point Martが市内に2008/09現在4店舗あります。

 日本食材は、醤油、わさびについては、ビエンチャン市内であれば、意外とあちこちのミニマートで取り扱っています。そのほかの食材についてはピンポンマーケット(2店舗)で入手することが可能です。醤油、味噌、みりん、だしの素など調味料のほか、そば、うどん、カレールーや、ふりかけなど意外にあります。ワットシームアンミニマートにも日本食材が少し置いてあり、ピンポンマーケットで手に入らないときは立ち寄ってみる価値があります。冷凍の魚介類などについては、タートルアン近くの佐古商店で取り扱っています。これらで入手できない場合は、日本から取り寄せるか、バンコクまで調達に行く必要があります。日本食材については、ノンカイ、ウドンタニでは入手できません。ノンカイ、ウドンタニには在住日本人がほとんどいないためです。

 生鮮食品については、基本的に近くの市場で購入することになります。野菜については、日本で見かけるキャベツ、人参、ジャガイモ、白菜といったといったお馴染みの食材があるので、困ることはないと思います。しかし、内陸国なので、魚介類は、養殖されているパーニン(テラピア)ぐらいに限られてしまいます。果物については、雨季のはじめ(4月後半から6月頃にかけては最盛期なので、マンゴーやマンゴスチンなどいろいろ楽しめると思います。

 衣類については、タラートサオにありますが、あまり種類が多くなく、割高です。電化製品も同様です。電化製品はタラートサオのほか、タラートレーン(中国市場)やタラートサンジアングにありますが、品質がよくありません。こうしたものは、タイ側のノンカイ、ウドンタニの大型ディスカウント店である「ロータス」、「ビックC」などに行くと良いでしょう。

 「タラートサオには生鮮食品以外何でもある」という人がいますが、それは、はっきり言ってウソです。それなりにありますが、種類も限られており、品質面などにおいて日本人からみれば十分とは言えません。

 ビエンチャンはタイと国境沿いにあるため、タイ側のノンカイまでであれば約1時間、ウドンタニまでであれば、約2時間で行くことが出来ます。このため、ラオス国内で入手が難しいものであれば、タイ側で購入すると良いでしょう。ノンカイ、ウドンタニで入手が出来ないものは、バンコクまで行く必要があります。(2008/05/03)