川イルカを見学に行くには(その2)

川イルカを見に行くにはハーコーン村の船着き場以外に、コンヤイビーチのところから行けます。ボート一隻のチャーター代は、70,000KIP(約910円)です。コンヤイビーチはソンパミットの滝に行く道を、さらに1.5キロほど南下したところにあります。小さな砂浜があり、飲み物やチャーハンなどの簡単な軽食が食べれる食堂が3軒あります。このビーチの片隅が船着き場になっていて、ここからボートに乗って見に行きます。

ハーコーン村の船着き場だとコーン島の旧線路橋周辺のゲストハウス街から自転車だと1時間弱ぐらいかかりますが、 コンニャイビーチだとその半分ぐらいの時間で行けるので、 時間に余裕がない場合はこちらからの方が良いと思います。

ちなみに川イルカのウォッチングの呼び込みは、人見知りする地元のラオス人はあまりしません。行きたい素振りをしても人がいない場合は食堂の人に声をかけると船頭さんを呼んできてくれると思います。食堂でご飯を食べていたら、イルカウォッチングした人がちょうど戻ってきて、このお店でお金を払えって船頭に言われたといって払ってました。そのやりとりを聞いていて70,000KIPということがわかりました。

(2018/12)

川イルカ(イワラジイルカ)

コーン島のソンパミットの滝のあるところよりさらに下流にいったところに川イルカであるイワラジイルカが生息しています。全滅寸前と言われています。世界自然保護基金(WWF)は2011/08に推定生息数は、85頭であると発表しています。 ちょうどカンボジアとの国境沿い(川が国境)で、見学するにはボートをチャーターする必要があります。3回の観察を見てみると乾季の方が水量が少ないので見やすいです。

3回めとなった2018/12は宿泊先のSala DonKhoneで早朝のドルフィンツアーのオプショナルを用意してくれたので、それを利用して見に行きました。朝6時に宿泊先を出発し、30分ほどバイクにサイドカーをつけたタイプのトゥクトゥクで桟橋に到着。そこからボートに乗って上流20分ぐらいのところにある中洲に到着して川イルカウォッチングです。過去2回の桟橋からやや川下のところだったのですが水量などの関係でイルカが上流に移動しているとのことでした。川幅もやや狭いため、イルカまでの距離もやや近くなり、川イルカのプシューという呼吸音までよく聞こえました。

川イルカ(イラワジイルカ)

川イルカ(イラワジイルカ)
2018/12撮影


川イルカ(イラワジイルカ) 2007/09撮影

下の写真は2011/12の乾季に撮影したものです。時間は午前9時半ぐらい。どこに出没するかわからないので、撮影するのも一苦労です。ボートのエンジンを停めて、じっとイルカが出てくるのを待ちます。時間については船頭さんと特に決めていなかったのですが、結局1時間近くいました。イルカも気まぐれなので、10分以上全く川面が静かだったかと思うと突然、あちこちに現れてたりします。

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(2007/09, 2011/12, 2018/12)

川イルカを見学に行くには

川イルカを見学するには、コーン島の南端にあるハーンコーン村の船着場まで行き、そこでボートをチャーターします。ハーンコーン村の船着場まではゲストハウス近辺にあるレンタサイクルを借りると良いと思います。旧線路橋付近からだと約5キロなので、ゆっくり走っても30分ぐらいで到着します。デット島の北端の船着場からだと約9キロなので、1時間弱ですね。レンタサイクルは1日1台10,000KIP(約100円)です。(2018/12現在は、10,000KIPは約130円)

船着場に到着したら、特に案内所とかないので、地元のラオス人に声をかけてドルフィンウォッチングに行きたいと言うと、ボートを出してくれると思います、おそらく順番に地元の人がボートを出しているようです。ボートは一隻チャーターして2011/12のときは、60,000KIP(約600円)でした。時間は特に決めていませんでした。イルカとの遭遇具合によると思いますが、1時間ぐらいでした。

下の写真は、ハーンコーン村まであと700mのところ。この辺りは緩やかなアップダウンとなっていますが走りやすいです。田園風景や森林の中を走り抜けるので気持ち良いです。日差しが強いので暑さ対策を忘れずに。途中にお店とかないので、水も忘れないように。

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船着場です。 右手に見える対岸がカンボジア領で、この周辺に川イルカが出没します。メコン川は右手が上流で、左手が下流になります。IMG_5006

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この船着場の真ん中に階段があって川のところに降りていけます。

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旧線路跡だったことがわかる名残です。階段の途中にあります。

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このボートに乗船してイルカウォッチングします。

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(2011/12, 2018/12)

川イルカの生息域

今回(2018/12)は、過去2回とは違い、やや上流でのイルカウォッチングになりました。Googleマップを見ると、Dolphin Observation Point(イルカ観察ポイント)と書かれているので、この辺りにも生息しているようです。船頭さんの話によると、乾季で水深が浅くなると、下流からこちらに移動してくるようです。川幅が下流に比べると狭いので、以前より近くで見えました。イルカのプシューという呼吸音もよく聞こえました。

20181230_川イルカ生息地


川イルカはラオスとカンボジアの国境周辺にのみ生息しています。乾季は、ラオス側からボートに乗船したままで見えるのですが、雨季で水量が増すとカンボジア側に集まるようです。このため、雨季に行くと、ラオス側からはやや距離があるため、カンボジア側のウォッチングポイントに10,000kipあるいは1ドル払って上陸し、そこからウォッチングすることが出来るのですが、越境してもパスポートの提示とかしないので、合法なのかよくわからないです。問題はないと思いますが、行かれる場合は自己責任でお願いします。

20120511_川イルカの生息域

カンボジア側のウォッチングポイントです。

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(2007/09, 2011/12, 2018/12)

蒸気機関車

コーン島の旧鉄道橋の近くにも蒸気機関車が展示されているのですが、ハーンコーン村のところにもあります。行くと船着場のほんの少し手前の道路脇にあるのですぐに目に付くと思います。1910年に鉄道が完成しているので、約100年前のものですね。

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