山岳民族を訪ねるトレッキングの拠点となる町

ムアンシンはルアンナムター県の中にある山間にある小さな町です。県庁所在地のルアンナムターからローカルバスで2時間のところにあります。メインストリートは300m程度ぐらいしかありません。周囲には多くの山岳民族が生活しており、こうした山岳民族を訪ねるトレッキングの拠点となる町です。ただ残念なことに、ガイドに聞いたところ欧米人やタイ人などはトレッキングに参加するそうですが、多くの日本人はサイクリングで周辺の散策しているだけだそうで、ぜひトレッキングを通じて山岳民族の生活を垣間見ることをお勧めします。

もちろん、ムアンシンのメインストリートに並ぶゲストハウスにのんびりとして、町の歩く人たちをのんびり見るのも悪くありません。

ムアンシンムアンシンのメインストリート(300mぐらいしかない。)

ルアンナムター・ムアンシン間のバス

道は舗装されているものの狭いため、大型バスは運行されておらず、ミニバス、ミニバン、ソンテウタイプ(ピックアップトラックの荷台を改造した大型トゥクトゥク)のいずれかになります。日中に1時間半おきに運行しています。 距離は60キロ。 1時間前ぐらいにはバスターミナルに行き、座席を確保するのがポイント。 (席は自由席) 左はミニバスタイプ。満席です。バックパックなどは屋根に積まれてしまうので、不意のスコールなどに備えて防水対策をしておくことをお勧めします。欧米人の人が持っていたバックパックがすっぽり入る防水袋が便利だな、と思ってみてました。

ルアンナムター・ムアンシン間のバス

■ ルアンナムタからムアンシン行きのバス(2008/10現在)

  • 08:00
  • 09:30
  • 11:00
  • 12:30
  • 14:00
  • 15:30

料金は、22,000KIP。バスは新市街にある旧バスターミナルから。

■ ムアンシンからルアンナムタ行きのバス(2008/10現在)

  • 08:00
  • 09:30
  • 11:00
  • 12:30
  • 14:00
  • 15:30

料金は、22,000KIP。バスは市内から約1キロのところに市場の隣にあるバスターミナルから。

ムアンシンのトレッキングマップ

ムアンシンのトレッキングマップです。ムアンシンのツーリズムオフィスに掲示されている地図をベースに再編集したものです。トレッキングツアーは、アカ族、モン族の村を起点にして、陸稲のフィールドを抜け、山々を歩くプランが1~2日間のプランが組まれており、自分の好みや体力の応じて選択できるようになっています。見ていただくとわかるようにアカ族に村が多いですね。

ムアンシンのトレッキングマップ

トレッキングの料金

トレッキングの料金は、人数によって変わってきます。基本は2名からで人数が増えると安くなります。1日トレッキングの場合は、30万キップ(36ドル)です。トゥクトゥクの乗車時間の長いツアーだと料金がもう少し高くなります。

以下はツーリズムオフォスの2名の場合の一人あたりの料金です。(2008/10現在)

  • ムアンシン・シェンコック1日ツアー 42万キップ(50ドル)
  • ムアンシン1日ツアー 35万キップ(42ドル)
  • 1日トレッキング 30万キップ(36ドル)
  • 2日トレッキング 55万キップ(66ドル)
  • 3日トレッキング 78万キップ(93ドル)

ムアンシン1日トレッキング

実際にトライしたムアンシン1日トレッキングです。 Naxay村(モン)、HouayKham村(アカ)を訪問した後、1380mの山頂にあるPawaiKao村(アカ)を訪問する1日トレッキングです。帰路にLorsee村(アカ)を訪れます。本来は、トレッキングの起点がNaxay村、終点がLorsee村となるはずです、その村までの送迎はトゥクトゥクとのことだったのですが、今年(2008)は稲の収穫の時期にも関わらず雨が多く道がぬかるんでいるため、行き帰りとも下図のように余分に6キロ歩くことになり、結構体力的に厳しかったです。本来は片道約5キロ、往復10キロの所要時間5-6時間のトレッキングコースになります。

HouayKham村を過ぎると陸稲のフィールドが広がり、この間を歩いて登っていく感じになります。眼下にはムアンシンの田園風景が広がっています。その後、PawaiKao村に向かう山道に入ります。PawaiKao村は1380m、起点のNaxay村が700mで、約700mの標高差があります。斜面はアップダウンがなく、緩やか登っていく感じです。この日は、午前中に山を登り始めてから雲がたちこめ、途中からすごい豪雨になりました。雨対策は必須になります。頂上には、アカ族のPawaiKao村があり、雨が降った後でかなりヒンヤリして肌寒いたちも関わらず、子供たちが裸で泥遊びなどに興じている様子が非常にインパクトがありました。

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング陸稲フィールドを通り過ぎ、この先から山道に入ります。

ムアンシン1日トレッキング猛烈なスコール!もう雨季が終わったと思ったのに・・・

ムアンシン1日トレッキング1380mの山頂にあるPawaiKao村

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング学校の教室です。

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

ムアンシン1日トレッキング

(2008/10)

早起きをして市場を見てみよう。

日が暮れると町がすぐに暗くなってしまうので、 自然と早起きに出来ると思うけど、早朝はメインストリートから約1キロのところにある市場に散歩がてら出かけてみるのがお勧め。山岳民族の人も売りに来ていたり、買いにきていたりします。バスターミナルもすぐ横になるので、帰りのバスとかチェックしておくと良いでしょう。

ムアンシン

ムアンシンのゲストハウス

ムアンシンは小さな町なので、ゲストハウスの数も少なく限られています。お勧めは、タイルーゲストハウスとビエンサイゲストハウスです。日本人のバックパッカーはなぜか、タイルーゲストハウスと同じオーナーのゲストハウスですが、通りからほんの少し入ったタイルーゲストハウスの斜め向かいのムアンシン・ゲストハウスに宿泊するようです。

タイルーゲストハウスやビエンサイゲストハウスは1階がレストランになっているので便利で、通りに面しているので行き交う人を眺めながら、コーヒーやビールを飲みながらのんびりするのがいいですね。

ムアンシンのゲストハウス