ルアンパバーンからルアンナムターに行く(1)

ルアンパバーン中心部のシーサワンウォン通りには複数の旅行代理店があり、このうちの一つの旅行代理店でルアンナムター行きのバスを手配しました。バスは午前8時出発で、ホテルには午前7時にピックアップです。料金はホテルからバスターミナルまでの送迎を含めて一人145,000キップ(1,812円)でした。

ルアンナムター行きのバスのバウチャールアンナムター行きにバウチャー

バスは市内中心部から約3キロのところにナールアン(Naluang)・ミニバスターミナルからの出発でした。午前7時10分にバスターミナルに到着しました。このバスターミナルは以前にノンキアウに行ったときにも利用したことがあります。ルアンナムター行きはバスターミナルの08:30発になっていますが、実際は08:00発でした。違うことはよくあるので注意が必要です。

ソンテウの運転手が窓口でチケットに交換してくれます。このチケット、出発前にバスの運転手が回収するので無くさないようにしましょう。チケットの回収した数と乗車人数が合わないともめます。今回のバスの運転手の勘違いで数が合わずに乗客とやりとりをしてました。いつもややこしくなる前に必ず写真を撮るようにしてます。

ルアンナムター行きのミニバスチケット出発前にチケットは回収されます。

今回はミニバンでしたが、座席は自由なのでミニバンが来たらすかさず荷物を置いて座席をキープします。大きなバックパックはミニバンの屋根の上に収納です。ブルーシートで全体は包んでくれますが、ホコリと雨を避けるためにバックパックがすっぽりと入る防水袋を持参してきたのでこれに入れて屋根上の置いてもらいました。

ナールアン・ミニバスターミナル

ルアンナムター行きのミニバン

ミニバンは満席で、日本なら3人掛けのところに4人乗車のぎゅうぎゅう詰めです。乗ったらひたすら寝てました。

ルアンナムター行きのミニバン

(2019/12)

ルアンパバーンからルアンナムターに行く(2)

ルアンパバーンからルアンナムターまでは約310キロ、所要時間は8~9時間です。

ルアンパバーンからの8時に出発したミニバスはメコン川に沿って20キロほど北上し、途中からメコン川の支流のナムウー川の上流に向かって走行していきます。途中、ナムウー川に出来たダムが右手に見えます。このダムが出来たのでノンキアウからルアンパバーンへのボート旅が出来なくなってしまいました。

P1030517_edited-2復路で撮った写真なので左手に見えています。

最初のポイントとなるのがパクモン(Pak Mong)という町です。ノンキアウ方面とウドムサイ、ルアンナムター方面との分岐点にある町です。この町で運転手は少し早いランチ休憩をとります。11:00に到着し11:25に出発しました。ランチを運転手や乗客と一緒に食べても良いですが、ここから山道となり蛇行が厳しくなるので乗り物酔いしやすい人は少しお腹が空いても我慢した方が良いと思います。やることがないので、ミニバスの中で大人しくしてました。

この休憩の前には、10時頃に1回、ガソリンスタンドのところでトイレ休憩がありました。休憩は不規則なので行けるときに行った方が良いと思います。一応、朝から水分は最小限にし、乗り物酔いの薬をしっかり服用しました。

パクモンの次のポイントがウドムサイになります。ウドムサイの新バスターミナルまでは77キロです。パクモン、ウドムサイ間は一気に蛇行しながら大きく2つの峠を超えていく道になります。道は舗装されていますが、右に左に振られます。今までは元気だった乗客も前後で乗り物酔いしてビニール袋に吐いてます。GPSやGoogleマップで高度を見るとパクモンの標高が380mぐらいで、峠の標高は1,280mぐらいです。900mぐらいアップダウンすることになります。ウドムサイの標高は650mぐらいのようです。

20191229_ルアンナムターまでの高度

途中、峠を下るところでトラブル発生です。ウドムサイ側から登ってきていた車を積んだ大型トレーラーがカーブで動けなくなっており、登り、下りとも動けなくなってしまいました。これは長時間動けないかな、と覚悟していたら、ミニバスの運転手が状況を確認して乗客を全員降ろして、未舗装の路肩部分を強引に突っ切る形でトレーラの脇を抜けてきました。

立ち往生する大型トレーラー

ミニバスはこうしてウドムサイの街中にある旧バスターミナルに13:40に到着しました。バスは パクモン・ウドムサイ間は12:30頃に山道の途中の空き地のようなところでトイレ休憩をしました。ここは、ガソリンスタンドでなかったのでトイレはなく草むらの中に用を足してました。この辺り、ラオス旅行の厳しいところです。

ウドムサイを過ぎるとやっと最終目的地のルアンナムターが見えてきます。ここから115キロで、さらに4時間近くかかります。途中、景観に似合わない中国が建築中の鉄道の高架などが何箇所も見えます。すれ違う大型トラックは中国のものばかりです。16:30分過ぎにルアンナムターの新バスターミナルに到着しました。所要時間8時間30分です。途中、峠のトラブルがなければ16時ぐらいに到着していたと思います。ウドムサイで乗客が半分ぐらい降りたこともあってか、ウドムサイ~ルアンナムター間はトイレ休憩がなかったと思います。

建設中の高架

ルアンナムターの新バスターミナルはルアンナムターの街の中心から9キロ、車で20分のところにあります。停車していたソンテウで市内まで1台二人で50,000キップ(625円)でした。ソンテウは1台しか停車しておらず、お兄さんが仕切っているので値段の交渉の余地はありません。ちなみに値段は適正だと思います。

ルアンナムター新バスターミナル

なんとか、この旅で一番大変だった移動を乗り切りました。

(2019/12)

ナムハー自然保護区のトレッキング

ナムハー自然保護区のトレッキングに出かけることにしました。マニチャンゲストハウスで朝食を食べた後に、旅行代理店を訪れたら、当日でも一日トレッキングは大丈夫だというので行くことにしました。手配をお願いしたところは、Hill Tribe Discovery Laos Agencyというところです。Yuranan Guesthouseの中にあります。(マニチャンゲストハウスの通りの並びにあります。)「1DAY TREK In NamHa NPA」で一人300,000キップ(3,750円)でした。ツアー内容は一言でいうと、ジャングルに入ってランチを食べて帰ってくる、というものです。ちなみにNPAはNational Protected Area のことで直訳すると国立保護区です。自然保護区と記事では訳しています。

本来08:30発ですが、すでに予約しているときに08:30過ぎなので、準備をするのにホテルに一旦戻って、1時間遅れの09:30過ぎの出発となりました。

ソンテウに乗車して最初に向かったのは、約1キロのところにあるルアンナムターの市場です。ここでランチの食材を調達するようです。運ちゃんの調達に同行する形で市場を見学しました。

市場で売られている食材は豊富です。また、お惣菜を小皿にもってきれいに陳列されているのが、ルアンナムターの市場の特徴です。ラオスの他の市場では見かけません。

ルアンナムター市場

15分ほど市場で買い物をした後、約20キロ南西にあるナムハー自然保護区に向かいます。道は舗装されているので30分ほどで到着です。ナムハー自然保護区のインフォメーションセンター前でガイドをピックアップし、さらに7キロほど進んだところからトレッキングが開始となりました。

ナムハー自然保護区トレッキングコース

10:35にトレッキングを開始し、ジャングルの中をひたすら登っていきます。アップダウンではなくひたすらアップアップです。1時間15分ほど標高差240m、距離にして1.5キロを登るとランチポイントに到着です。この日、トレッキング開始時点でたぶん20℃ぐらいと涼しかったので登りやすかったと思います。

ナムハー自然保護区トレッキング高低

ナムハー自然保護区ナムハー自然保護区のジャングル

ランチですが、今回は想定外に時間がかかりました。ガイドも苦笑いです。

ランチポイントランチポイント

2008年にも同様にトレッキングに参加したことがありますが、このときは、あらかじめ買ってきた食材をバナナの葉の上に置いて食べるだけだったので、ランチはそれほど時間がかからなかったのですが、今回、火起こしから行って、魚を焼くといったことをするので大変でした。

まず、火がつかない・・・この時期、朝冷え込むと朝もやで山が包まれ午前中はずっと鈍よりとしています。全体的に湿っているので火がつかないみたいです。なかなか種火が焚き木につかずガイドは1時間ぐらい格闘していました。

火起こしに格闘するガイド火起こしに格闘するガイド

標高が約1,000m、雨が降るのではと思うくらい鈍よりとしていたこともあり、気温もぐんぐん下がって16℃ぐらいになってました。焚き火で暖をとらないと肌寒いくらいです。

ガイドは市場で調達したティラピアを塩焼きにし、もう一つ、竹筒に菜の花とラタンの木の芯の白いところ、そしてバナナの花を入れ、塩と唐辛子、水を入れてぐつぐつと竹筒蒸しにしたものを作ってくれました。調理にはなんと火起こしから始まって2時間かかりました。たぶん本当は1時間ぐらいで調理する予定だったんだと思います。

下ごしらをするガイド

ティラピアの塩焼きティラピアの塩焼き

ランチは上述のおかずともち米で食べます。ティラピアの塩焼きは塩加減もよくて美味しかったです。菜の花とラタン、バナナの葉の竹筒蒸しは美味です。味付けは塩と唐辛子だけなのにほんのりと甘くて、クリーミーで食が進みます。

ティラピアの塩焼き

菜の花・ラタン・バナナの葉の竹筒蒸し菜の花・ラタン・バナナの葉の竹筒蒸し

14:30にようやく遅いランチタイムが終了して下山します。1時間40分、約3.5キロほど歩いて、16:10にカム族のチャルンスック村に到着です。下山する頃になると、天気がよくなり、気温も上がってきました。

ここでガイドと分かれ、待っていたソンテウで16:35に街に戻りました。ちなみに2008年のときはヒルにやられたのですが今回は大丈夫でした。

(2019/12)

ルアンナムター仏塔

ルアンナムター市内が一望できるルアンナムター仏塔(Luang Namtha Stupa)に徒歩で行ってみることにしました。

町の中心から1.6キロ、徒歩20分ぐらいで行くことができます。 途中、犬が道端で寝そべっているため、念のため、ワンちゃんを避けて右往左往しながら歩いていきました。

ルアンナムター仏塔(Luang Namtha Stupa)

ルアンナムター仏塔は2009年に完成したそうで、ラオスのシンボルである首都ビエンチャンのタートルアンを模したものです。タートルアンに比べるとかなり小さいです。

ルアンナムター仏塔(Luang Namtha Stupa)仏塔の内部です。

この仏塔のすぐ下にサマックキーサイ寺院(Wat Samakhy Say)を建立中です。

サマックキーサイ寺院(Wat Samakhy Say)サマックキーサイ寺院(Wat Samakhy Say)

実はこの仏塔には2008年に訪れたことがあります。このときは、この寺院はまだなかったので、丘からルアンナムター市内が一望出来て気持ち良かったです。 しかし、現在は下の建立中の寺院が大きいため、寺院の屋根が景観を遮ってしまい、ちょっと残念です。2008年の写真も掲載したので見比べてみて下さい。

IMG_3871_edited-12019/12撮影 屋根が大きいです・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA2008/10撮影 市内が一望できました。

(2019/12)

ドックチャンパホテル

ルアンナムターでは、このホテルに3泊しました。

ドックチャンパホテル

ルアンナムターの街の中心にあるホテルです。かなり古びた感じです。部屋はまぁまぁ広いです。フロントはお兄さん一人だけで、愛想とか特にないです。ホテル全体として活気はないです。

ドックチャンパホテル

バスタオルはアタリハズレがあり、ハズレだとちょっと匂いが残っていました。

朝食はないのですが、徒歩数分のところマニチャンゲストハウス・レストランやヌードル屋さんがあるので特に困らなかったです。ナイトマーケットも隣にあります。

また、小さなミニマートが隣接しているので、飲み物ぐらいならここで買うことができます。 ホテルのキーはカード式でしたが、3泊なのに、翌日の午後になるとキーがエラーとなり、フロントでキーの更新をしてもらっていました。

マニチャンゲストハウスはネット予約出来なかったのですが、ズエラ ゲストハウス アンド レストラン (Zuela Guesthouse and Restaurant)とトーラシット ゲストハウス (Thoulasith Guesthouse)はAgodaから予約できるので、そっちの方が良かったかなと思ってます。ズエラだと朝食も付いているのでいい感じです。夕食だけ食べにいきましたが、静かで落ち着いたレストランでした。いずれのゲストハウスも街の中心部に隣接するようにあるので、立地的な差異はないです。


Agoda

(2019/12)

ルアンナムター観光(1)

今回誤算だったのは、レンタサイクル屋さんがなくなったというか、営業していなかったことです。マニチャンゲストハウスの向かって右手の隣の隣にレンタサイクル屋さんがあるのですが、ずっとシャッターが閉まってました。でも、よく見ていると早朝だけ開いていて、自転車もあり、この自転車をソンテウに積んでいるようでした。どうもツアーのアクティビティ用にマウンテンバイクなどを貸し出しているようで、自転車を出したら閉めているみたいです。ここのママチャリを借りてルアンナムター近郊をサイクリングしたかったのですが・・・ズエラゲストハウスとかにもレンタサイクルがあるのですが、マウンテンバイクで欧米人向けでサドルの位置が高いので利用を諦めました。

ルアンナムターのレンタサイクル屋さんこのお店で借りる予定でした。どうも年末だったから閉まっていたみたいです・・・

ということで、ソンテウを半日チャーターして近郊を観光することにしました。ソンテウと交渉するには、行きたい場所を列挙しないといけないのですが、ルアンナムターの情報は非常に限られているので結局、自分の2008年の記事を参考にリストアップしました。ちなみに、ツーリズムオフィスに立ち寄って観光地図でももらえないかなと思ったのですが、年末でお休みでした。

行きたい候補は以下の通りです。

  • ナムルー村(ランテン族・カム族)
  • ナムマット村(アカ族)
  • ルアンナムターが一望できるThat Phum Phuk(プムプック仏塔)
  • ナムディー滝(ランテン族)

ソンテウの運転手には、候補を述べた後にランテン、カム、アカのような少数民族の村を見たいと伝えました。候補に挙げた中で、ナムディー滝は道が悪いでの車で行けないとのこと、その代わりに別の村に案内してくれるというのでお願いしました。料金は30万キップ(3750円)でした。

余談ですがランテンは運転手はレンテンと言っていたので、レンテンって伝えた方が良さそうです。

ちょっとしたサプライズもあって面白かったです。行ったところを時系列で書いていきます。

(2019/12)

ルアンナムター観光(2) ナムルー村(ランテン族)

12:30過ぎにルアンナムターの街をソンテウで出発し、最初に訪れたのは街から南に12キロのところにあるナムルー村(Ban Namlue)でした。舗装された国道沿いにあるので20分ほどで着きました。この道をさらに6キロ進んだところにカム族のチャルンスック村があり、ナムハー自然保護区のトレッキングの基点になってます。昨日のナムハー自然保護区の一日トレッキングで早く下山出来ていれば、帰り道にナムルー村があるので立ち寄ったのではないかと思います。

ナムルー村はランテンとカム族が住んでいる村ですが、カム族は普段は民族衣装を着ていないで識別するのが難しいです。手前にある村がカム族で奥にある村がランテンの村です。運転手から「私は村の中に入れないです。村に行ったら何か買って下さい。」と言われました。お土産品を買うのは普通に生活している村を垣間見る感じなので入村料のような感じです。

2019/09にベトナムの山岳民族の宝庫であるサパに訪れたのですが、サパはガイドが同行しないと村に入れないそうで、村の入口で入村料を支払う仕組みになっていました。ラオスもこのシステムを導入したら良いのにな、と思いました。入村料をとれば特定の人ではなく、村全体のために使ってもらえるので良いと思います。

さて、ランテンの村ですが、女性の方が藍染の衣装を着用し、髪を結い上げているのですぐにわかります。村の中をぐるり近回りで500mぐらい歩いて見学しました。村の入口に近づくとお土産用の布や刺繍されたコースターなどを持参した女性たちが集まってきました。ここで刺繍されたコースターを5枚ほど買いました。言い値は1枚2万キップでしたが、5枚買うからと言って最終的に1枚1万キップ、合計で5万キップで購入しました。

ナムルー村(ランテン族)

ナムルー村(ランテン族)

ナムルー村(ランテン族)

ナムルー村(ランテン族)

購入した刺繍のコースターです。

刺繍のコースター(ランテン)

刺繍のコースター(ランテン)

刺繍のコースター(ランテン)

刺繍のコースター(ランテン)

刺繍のコースター(ランテン)

刺繍のコースター(ランテン)

約20分ぐらい見学して次に場所に行きます。

(2019/12)

ルアンナムター観光(3) Phieng Ngam工芸品センター

次にアカ族のナムマット村に行くと思ったのですが、ソンテウの運転手が途中にスーン・ハタカムがあるから立ち寄るか?と言われてハタカムって何だっけ・・・と思いながらもOKと返事して連れていってもらいました。ハタカムはタイ語(หัตถกรรม)・ラオス語(ຫັດຖະກຳ)で手工芸品(handicraft)という意味です。スーンはセンターという意味です。つまり、手工芸品センターでした。ピエンガム手工芸品センターです。

ナムルー村(ランテン)からナムマット村(アカ族)に行く途中の田園風景の真ん中にあります。名前の通り、ピエンガム村(Ban Phieng Ngam)にあります。

作業を実際にしている人はいませんでしたが、藍染や草木染めの織物の製作の工程を垣間見ることができます。見学は無料です。15分ほど見学しました。

Phieng Ngam工芸品センター

Phieng Ngam工芸品センター

IMG_3910

Phieng Ngam工芸品センター

Phieng Ngam工芸品センター木の実が鮮やかなオレンジ色になるみたいです。

Phieng Ngam工芸品センター

Phieng Ngam工芸品センター

(2019/12)

ルアンナムター観光(4) ナムマット村(アカ族)

ルアンナムターの街の中心部から南西に車で15分、7キロぐらいのところにあります。衛星写真を見るとよくわかりますが山間の入口にあるアカ族の村です。ピエンガム手工品センターからも車で10分のところにあります。

車を降りて200mぐらい歩き、小川を渡ったところが村の入口になります。

村の入口にアカ族とナムマット村の説明がありました。ナムマット村は、ムアンシンからルアンナムターに移動してきたとのことです。村は3度移動しており、旧ナムマット村とは40年前に分かれており、その村は4~5年前にナムマット川沿いに移動したとのことです。旧ナムマット村には今でも田植えのときに毎年訪れているとのことです。

そういえば、2008年に訪れたときに、ガイドが村が大きくなったので2つに分かれたと言ってました。

ナムマット村(アカ族)

さて、村に入ります。ここも運転手は同行しないのでちょっとドキドキしながら、村に入っていきます。村の人は観光客に慣れているので、無関心です。ぐるりと村を一回りしている間は声をかけてこなくて、買える間際に布製品を女性の人たちが持って来る感じです。

ナムマット村(アカ族)

この日は2019年の大晦日ということもあって、村の中央で宴会を行っていました。そのため、家の周りには人がいませんでした。坂をゆっくりと登っていくと、村の一番奥の高台に学校があり、そのさらに高いところにアカ族の大ブランコがあります。

ブランコ祭りのときだけブランコに乗るそうです。その隣の山側のスピリチュアルゲートがありました。村の入口にもありました。このゲートには触れてはいけないそうです。

ナムマット村(アカ族)学校です。

ナムマット村(アカ族)学校の校舎の向かって右手上に大ブランコがありました。

ナムマット村(アカ族)山側のスピリチュアルゲートです。

ナムマット村(アカ族)学校のある高台から村が一望できます。

ナムマット村(アカ族)

ナムマット村(アカ族)大晦日だったので宴会をしていました。

ナムマット村(アカ族)

入口に戻ってくると土産物用のブレスレットを持ってきたので、一つ5,000キップのブレスレットを3つ買いました。見学は15分ぐらいでした。

ナムマット村(アカ族)村の入口のスピリチュアルゲート

(2019/12)

ルアンナムター観光(5) プムプック仏塔

ナムマット村に入ってきた道を1.5キロ戻り、ルアンナムターの盆地全体を見渡せる丘の中腹にプムプック仏塔(Poum Pouk Stupa)があります。ルアンナムター中心部から5.5キロ、車で10分のところです。

入口に説明がありました。説明によるとオリジナルの仏塔は1628年にルアンパバーンを首都とするランサン王朝とタイ北部のチェンマイを首都とするランナー王朝との中立領土を策定するために建立されたとのことです。

この仏塔は1966年10月29日、シークレット・ウォー(秘密戦争)の最中に米軍の激しい爆撃により損壊しました。周囲の村も燃えてしまったとのことです。

現在の新しい仏塔は2003年に建立されました。毎年旧暦の3月(暦の2月頃)の15日にお祭りがあるそうです。

参道の階段を登っていくと新しい仏塔があり、その隣に横たわるようにオリジナルの旧仏塔が損壊したまま横たわっています。眼下には美しいルアンナムターの田園風景が広がっています。

仏塔の下にある村は20世紀初頭に定住したタイダム族のナムゲム村(Ban Nam Ngaen)とのことです。すぐに近くにはアカ族、ランテン族が住んでいます。本当にいろんな少数民族が小さなエリアに共存して生活していることを実感します。

プムプック仏塔

プムプック仏塔

プムプック仏塔

プムプック仏塔

プムプック仏塔

プムプック仏塔

プムプック仏塔

ゆっくりと20分ほど見学しました。午前中にルアンナムター市内にあるルアンナムター仏塔に行きましたが、そこと合わせてぜひ訪れたい仏塔です。

(2019/12)