シーパンドンの見どころ

シーパンドンはラオス語で4000の島という意味。この付近のメコン川は、川幅が10キロにもおよび、対岸から対岸まで見ることはできません。メコン川の流れは急流で複雑になり、川の中にはいくつもの中洲があります。その長さは50キロ近くに広がっています。
このシーパンドンのみどころは、何といってもメコン川の滝でしょう。一押しはソンパミットの滝です。これはコーン島の西側にあります。もう一つは、コーンパペンの滝。どちらの滝も川幅は300メートルぐらいありますが、川全体に滝があるわけではなく、流れの一部が15メールぐらいの落差のある急流となっており滝が形成されています。いわゆる普通にイメージする落差のある滝ではなく巨大な自然の堰から流れ落ちているような感じです。ただ、その水量と滝の音は圧巻です。特に雨季はその迫力は倍増です。
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(2012/05更新)

デット島、コーン島の全体図

デット島、コーン島の地図です。地図を見てわかる通り、ゲストハウスは、デット島の東側とデット島とコーン島の間のところに集まっています。島内の道路は未舗装で小さな車が1台通れるくらいの幅しかなく、基本的に移動は、バイク、自転車、徒歩になります。ゲストハウスは、デット島、コーン島のそれぞれの船着場周辺が人気があるようです。個人的には、島の見どころであるソンパミットの滝に行きやすいコーン島の船着場周辺がオススメです。この辺りだと島の中心なので、アクセスが容易です。島内は現在では全域に電気が通っています。

コーン島の船着場からだとソンパミットの滝まで約2キロで、徒歩で30分、レンタサイクルであれば、15分程度で行くことが出来ます。川イルカのポイントに行くためのハーンコーン村の船着場にも自転車で30~40分ぐらいで行くことが出来ます。

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島内の道の様子です。写真は蒸気機関車が展示してある場所の近くです。

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下の写真は、コーン島の船着場付近の様子です。近くに小学校もあるので、子供たちがたくさん通学しています。

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下の写真は、デット島の船着場の近くの様子です。ここが一番賑やか?なところです。

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午後になるとデット島、コーン島には日帰りのタイ人観光客が観光用の15人乗りのカートなどでソンパミットの滝を観光にやってきます。このときだけは静寂なソンパミットの滝が賑やかになります。

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(2011/12現在)

7年ぶりのシーパンドン

年末年始に7年ぶりに南ラオスのシーパンドンに行ってきました。シーパンドンは4000の島々という意味です。この辺りのメコン川の川幅は10キロにもおよび大小多くの中洲の島があります。大きなコーン島とデット島にゲストハウスが多くあり、内陸にいながらビーチリゾートのようなのんびり、まったりと過ごすことができます。

今回も前回と同様にコーン島に滞在しました。個人的にはコーン島がオススメです。デット島の方が少し賑やかですが観光スポットは特にありません。コーン島にはソンパミットの滝(リーピー滝)があり、自転車で15分ぐらいで行くとができます。絶滅が危惧されている川イルカもこのコーン島とカンボジア国境沿いの川に生息しています。デット島の先端にある船着き場からコーン島まで自転車で30分ぐらいです。

今回、日本からシーパンドンまでは、羽田から深夜便でバンコクに行き、スワンナプーム空港でトランジットで約6時間過ごした後、お昼のラオス航空(11:50-13:20)で南ラオスの玄関口となるパクセーに到着。翌日のシーパンドン行きのツーリスト向けのバスをパクセートラベルで予約しました。翌日は8時にバスはパクセーを出発し、途中、船着き場となるナカサンとの中間地点でのトイレ休憩を経てナカサンまでは約3時間、船着き場のナカサンでボートの乗り換え、ボートでコーン島までは所要時間約30分(デット島までだと15分ぐらい)です。 ちょうどお昼(11:30)にシーパンドンのコーン島に到着しました。

パクセーまでは今回のように飛行機の国際線でダイレクトに行く方法のほか、バンコクから国内線でタイのウボンラチャタニまで行き、そこから陸路で国際バスを使いパクセーに行く方法があります。(前回2007年は、たしかバンコク・パクセー間のフライトがなかったのでこの方法で行きました。)

バンコクからパクセーまでの国際線は年末年始は約150ドル(約18000円)、一方、バンコクからウボンラチャタニまでは、おそらく50ドル(約6000円)ぐらいなので、国際バスなどの料金を入れても半分ぐらいの費用で行くことができます。今回は確実にシーパンドンに行くためにお金より時間を優先しました。(結構悩んだのですが・・・)ウボンラチャタニ経由の場合、パクセーに到着するのはどうしても夕方になってしまい、ハイシーズンの年末ということでシーパンドン行きのバスが満席となる可能性が非常に高いためです。(実際、乗ったバスは満席でした。)

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コーン島、デット島への行き方

パクセーからは、まず船着場であるナカサンまで行き、そこからボートでコーン島、デット島に向かうことになります。公共の交通機関の場合は、パクセーの南方面バスターミナルでナカサンまで行き、そこからボートに乗ることになるのですが、時間的に非効率なので、ツーリスト向けのミニバス(バスかワンボックスカー)を利用した方が便利だと思います。ツーリスト向けだとゲストハウスまでピックアップしてくれるので助かります。パクセーの南方面バスターミナルはパクセーの市内中心部から約8キロぐらい離れており、ここをトゥクトゥクで移動すると2~3万KIPはかかると思うので、結局割高な感じになります。

ツーリスト用のコーン島・デット島へのチケットは、パクセートラベルなどで購入することが出来ます。車+ボート代込みです。朝08:00前後にパクセー市内のゲストハウスを出発します。所要時間は約3~3.5時間です。パクセーとナカサンのちょうど中間地点でトイレ休憩がありました。

料金は、2011/12, 2018/12現在、以下の通りになっています。片道料金です。円換算するにはゼロを2つ取って下さい。650~700円です。(2011/12現在) 2019/12現在、10,000KIPは、約130円ぐらいなので、コーン島は約910円ぐらいになります。

  • 65,000KIP - コーン(グ)島 (Don Khong)
  • 70,000KIP - デット島 (Don Det)
  • 60,000~70,000KIP – コーン島 (Don Khone)

コーン(グ)島とコーン島は発音が日本人には特に難しいと思うので、間違わないように注意して下さい。08:00ぐらいにホテルを出発すると10:30前後に船着場であるナカサンに到着します。(コーン(グ)島はもう少しパクセー寄りのハートサイクンの船着場です。)そこからボートに乗り換えます。概ね11:00~11:30にデット島・コーン島に到着します。

バスを降りてからボートの乗り換えまでが案内もなく、ややわかりにくいのです。バスはボート乗り場の100メートルぐらい手前に停車するので、そこから川の方に他の欧米人の旅行客と一緒に歩いていき、川に向かって右手に少し入ったところにあるチケット売り場で、チケットを見せて、ボートチケットと交換します。バスのチケットというか領収書(バウチャー)はここで取られてしまってボートのチケットと交換されてしまうのでちょっとびっくりします。いつも何もなくなると不安なので事前にデジカメでこのバウチャーと念のため撮っています。

パクセートラベルのバスチケット

帰りですが、日程が確定しているなら、行きにパクセートラベルで手配しておくことも可能ですし、デット島やコーン島でも数カ所で案内があり、手配出来ます。帰りは10:30~11:00前後に島をボートで出発し、14:00~14:30ぐらいにパクセーに戻ります。パクセーから来た車が帰りの乗客を乗せて戻るわけです。この帰りのツーリストバスを利用すると、そのままダイレクトにタイのウボンラチャタニ行きの国際バスに乗車することも可能ですが、少しでもトラブルがあると間に合わないので、そういった計画をされている人は留意しておいた方が良いと思います。

2011年に行ったときは、パクセートラベルのミニバンにすし詰め状態で行きも帰りも過ごしたのですが、旅行客も増えたようで、バスでの運行に変わったようです。パクセートラベル以外にも少なくともあと2社運用しているようです。帰りは、グリーンパラダイストラベルという会社のバスでした。普通の小型バスですが、ミニバンのときと違って快適でした。

パクセートラベルのシーパンドン行きのバスパクセートラベルのバス(2018/12)

(2011/12, 2018/12)

シーパンドンの入口、ナカサン

デット島、コーン島に渡るには、ナカサンの船着場が入口となります。写真に見えているボートで渡ります。

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ナカサンからコーン島までのボート代は、一人20,000KIPです。(2011/12現在)

20111221_ナカサンボートチケット

コーン島

ソンパミットの滝のある島。ゲストハウスもあるので、ここでのんびりしている長期滞在の旅行者などもいる。この中心部からソンパミットの滝までは約2キロあり、徒歩で行くと30分ぐらいかかるが田園風景の中歩くので気持ちが良い。

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レンタサイクルを利用しよう

島内を移動するには、自転車が便利です。旧線路橋あたりからだとデット島の北端の船着場、コーン島のイルカウォッチング出来る船着場のある南端まで行っても片道約30分です。ソンパミットの滝まで15分です。島内は車は観光用のカートをたまに見かけるぐらいで、あとは地元の人のバイクや自転車ぐらいで往来も少なく島内の田園風景やメコン川の川辺、そしてラオス人の生活を垣間見ながら、のんびりサイクリングを楽しめます。レンタサイクルはゲストハウス付近であちこちで貸し出しているので、宿泊したゲストハウス周辺で借りると良いとおもいます。料金は1日借りて10,000KIP(132円)です。島内が治安が良い証拠ですが、自転車には鍵がついていません。停車したときに自転車を間違えないようにだけ注意しておきましょう。ソンパミットの滝のところだけ駐輪代が必要です。1台1000KIP(10円)です。

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(2011/12.2018/12)

コンパーソーイの滝

ソンパミットの滝ほどではありませんが、コーン島とチョム島の間が急流になっており、滝のようになっています。マイナーなのでほとんど観光客がいなくて静かです。時間があればレンタサイクルでちょっと立ち寄ってみたいところです。行き方ですが、地図を見てもらうとわかりますが、コーン島の船着場から旧線路橋に向かう途中、小学校を通り過ぎたところで左手に折れ、そのまま南東に進み、川岸にぶつかったところで、やや戻るような感じで左折、約500m進み、右手の小道に入り300mぐらい進むと滝の入り口にたどり着きます。コーン島の船着場から2.5キロのところです。案内地図が小学校を過ぎて左折するところとあります。あと滝の入り口に入る小道のところにも看板があるので迷わずいけるはずです。自転車で15-20分ぐらいで着くと思います。滝の入り口のところに立ち寄りませんでしたが小さなレストランがあります。

滝は入り口にある吊り橋を渡った先です。

これが滝なのですが、乾季(2011/12)だったので、水量が少ないですね。雨季だと水量が多くて迫力があると思います。

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たくさん、魚捕りの仕掛けがあり地元の人の漁場となっていることがわかります。写真は上の滝のあるすぐ下流です。

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この滝の上流のところには、下の写真のようにフランス植民地時代で建設された護岸堤防があります。

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奥の方に堤防があります。

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蒸気機関車

フランス植民地時代の蒸気機関車が旧線路橋から100m程コーン島内に入ったところにあります。以前は野ざらしで置かれていたようですが、現在は屋根のある建物の中に展示されています。かなりボロボロなので面影を感じることが出来るといったところ。

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(2011/12)

旧線路橋

デット島とコーン島とを結ぶ旧線路橋です。

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端の上はこんな感じで普通の道路になっています。

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埠頭跡

ボートでナカサンの船着場からデット島先端に到着後、コーン島に向かう途中に見えてきます。 デット島にあるフランス植民地時代の埠頭跡です。

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島の方から見るとこんな感じです。タイ人の日帰りの団体観光客がソンパミットの滝の見学で利用する観光用カートはここに停車しているので、ここから乗ってきているのかも知れません。

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シーパンドンの川辺の風景

朝の川辺の風景です。朝焼けを浴びたヤシの木、良い感じでした。IMG_4927_edited-1

コーン島の東側にあるコンパーソーイの滝の帰り道、ちょっと遠回りしてそのまま島を東側を北上の戻った時の風景。乾季だったので、水量が少ないため、水牛が川の中ほどに入ってのんびりしています。

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そして夕暮れ。コーン島にあるサーラー・ドンコーンのレストランで、ビアラオを片手に夕暮れを眺めていました。日没の近くになると地元の人が船を出して漁をしていました。

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