中国人、春節でタイ・ラオスに殺到

中国の旧正月・春節が2月10日に始まり、中国人は長期休暇に入ったようですが、今年は、日中関係の冷え込みで日本へは観光客がほとんど来ていませんが、タイやラオスのルアンパバーンなどに中国人観光客が殺到しているようです。タイに殺到している理由は、中国映画として史上最高の人気となったコメディー映画「Lost in Thailand」の影響のようです。中国では動員数が「アバター」や「タイタニック」などを抜いてトップだというのだから驚きです。ラオスのルアンパバーンには立地的に車で雲南省、四川省、重慶市などから行けるためのようです。2月のラオスは乾季で涼しい観光シーズンですが、運悪くこのタイミングで訪問してしまうとちょっといつもと違う様相に戸惑いそうです。やはり旅行計画には、こうした暦のチェックは重要です。

日系IT企業、クレッシェレがラオスに日系ITの企業として初進出

クラウドサービスなどを手がける大阪拠点の株式会社クレッシェレは、2/7付でラオスのアムズグループ社と合弁会社であるアムズ・クレッシェレ社(資本金15億キープ、約1807万円)を設立し事業を開始するとのことです。2011年にNTTコミュニケーションズがビエンチャンに支店(NTTコミュニケーションズ ビエンチャンオフィス」)を日系通信事業者として初めて設立していますが、日系IT企業としては、アムズ・クレッシェレ社がラオス初となるようです。タイのオフショア拠点と連携、国立ラオス大学とも連携し、人材育成への貢献を目指すとしています。

日本のIT企業ではコスト削減のためにオフショア開発と呼ばれる海外に開発を委託する方式を一部で行なっています。市場規模は1000億円前後で、日本国内のソフトウェア市場が2兆円前後のようなので、注目されている割に規模的にはまだまだで、オフショア先もほとんどが中国となっており、人件費の高騰やチャイナリスクを避けるため、2000年以降、急速にIT分野が国策として立ち上がっているベトナムなどが注目されています。また、昨年あたりからミャンマーが民主化が進むにつれて最後のフロンティアとして注目されており、先月には、日本の総務省と情報通信企業の日の丸訪問団がミャンマーを訪れており、ちょっとしたブームになっています。さて、経済成長が著しいラオスですが人的資源の面では課題がまだまだ多く、国からの後押しも必要そうです。

日系IT企業クレッシェレがラオスに進出

クラウドサービスなどを手がける大阪拠点の株式会社クレッシェレは、2/7付でラオスのアムズグループ社と合弁会社であるアムズ・クレッシェレ社(資本金15億キープ、約1807万円)を設立し事業を開始するとのことです。2011年にNTTコミュニケーションズがビエンチャンに支店(NTTコミュニケーションズ ビエンチャンオフィス」)を日系通信事業者として初めて設立していますが、日系IT企業としては、アムズ・クレッシェレ社がラオス初となるようです。タイのオフショア拠点と連携、国立ラオス大学とも連携し、人材育成への貢献を目指すとしています。

日本のIT企業ではコスト削減のためにオフショア開発と呼ばれる海外に開発を委託する方式を一部で行なっています。市場規模は1000億円前後で、日本国内のソフトウェア市場が2兆円前後のようなので、注目されている割に規模的にはまだまだで、オフショア先もほとんどが中国となっており、人件費の高騰やチャイナリスクを避けるため、2000年以降、急速にIT分野が国策として立ち上がっているベトナムなどが注目されています。また、昨年あたりからミャンマーが民主化が進むにつれて最後のフロンティアとして注目されており、先月には、日本の総務省と情報通信企業の日の丸訪問団がミャンマーを訪れており、ちょっとしたブームになっています。さて、経済成長が著しいラオスですが人的資源の面では課題がまだまだ多く、国からの後押しも必要そうです。

「ラオス観光公式ガイド」が出版

2011-2012年にかけて、ブータン、そして昨年は、ミャンマーといった感じでやや周辺国に押され気味ですが、ラオス在住でシニア海外ボランティアでラオスの観光促進を支援されている方が、「ラオス観光公式ガイド」(めこん)を出版されています。

ラオス観光公式ガイド

私もまだ目を通していないので、感想は後日書きます。まずはお知らせまで。

ラオスが世界貿易機関に加盟

世界貿易機関(WTO)は1日、ラオスが2日にWTOに加盟することを発表し、ラオスは158カ国目の国・地域となります。ラオスは、1997年にWTO加盟を申請、約15年かけて、国内の法や制度を整備してきました。日本も国際協力機構(JICA)を通じて、これを支援してきた経緯があります。ラオスとしては、今回の加盟を契機に、海外から投資を呼び込んで経済の多角化を目指し、中国に依存した経済構造から脱却したいところです。

ラオスの社会活動家、依然消息不明

アジアのノーベル賞と呼ばれるマグサイサイ賞を2005年に受賞したラオスの社会活動家ソムバット・ソンポーン氏(60)が行方不明となっており、依然消息不明が続いています。15日の午後6時頃、警察の施設前で車を停車し、施設内に入っていき、その後、ピックアップトラックで連れ去られる様子が防犯カメラに残っており、ラオス政府が拘束したのではないかと見られていますが、ラオス政府は否定しています。国際機関も憂慮しラオス政府に早期発見を促しています。

みずほコーポレート銀行、BCELと提携

みずほコーポレート銀行は、ラオスの大手のBCEL銀行と業務提携したことを発表しています。邦銀がラオスの金融機関と提携するのは初めてとのことです。

ラオスへの日本の投資、進出が進むことを期待したいですね。

ラオスで2014年からコカ・コーラ生産

タイでコカ・コーラ製品を生産しているタイナムティップは、11/29にラオスに合弁会社「ラオ・コカ・コーラ・ボトリング」を設立、ビエンチャンに新工場を建設をし、2014年から生産を始めるとのことです。ラオスではペプシが現地生産され、コカ・コーラはタイからの輸入品になるので値段が高かったのですが、これで安くコカ・コーラが飲めそうです。

ビエンチャンで開催されたアジア欧州首脳会議

10/5-6の2日間、ラオスの首都ビエンチャンでアジア欧州(ASEM - Asia-Europe Meeting)首脳会議が開催され、日本から野田首相が出席しました。日本では野田首相がラオスに到着するまでほとんど話題になっておらず馴染みの薄い感じでしたが、ヨーロッパと政治、経済、文化の相互協力と連携強化のための会合で、1996年に第1回会合が開催され、2004年からラオス、カンボジア、ミャンマーも参加し、現在、49カ国と2機関で構成されています。首脳会議は、2年ごとに開催され、アジアとヨーロッパで交互に開催されており、今回はラオスで開催されました。

大規模な国際会議は、2004年11月に開催された第10回ASEAN会議以来となります。ただ規模的には、このASEAN会議と一回り違うため、ラオスは中国や日本などの支援を全面的に受けながら、国際会議開催のためのインフラ整備を行なってきました。具体的には、国際会議場、各国要人の宿泊するホテル、各国の政府専用機の駐機スペースなどです。特に中国はすさまじく、国際会議場、宿泊施設、空港改修工事、いずれも中国の支援で、日本も空港改修工事(空港駐機スペース、保安設備、要人スペースなど)を支援していますが、中国の支援規模から比べるとすっかり影が薄くなっています。

2009年に開催されたラオス初の国際競技大会であったSEA GAME(東南アジア競技大会-東南アジア版のオリンピック)でも中国が支援してメインスタンドとなる新国立競技場を建設しています。

日本では、尖閣諸島問題で、野田首相、中国の温家宝首相の動向が注目されていましたが、ラオスでは、今後、中国の支援で高速鉄道などの建設が予定されるなど、中国のプレゼンスがさらに増し、中国との従属的関係を強いられることが懸念され、この束縛からどのように脱却し経済成長を維持するかが大きな課題となっています。

ラオス、WTO加盟が承認、経済多角化への第一歩

1997年からラオスのWTO加盟について交渉が開始され、15年間の交渉を経て10/26のWTOの一般理事会でラオスのWTO加盟が承認されました。ラオス国内の批准手続きを経て正式加盟となります。ラオスはWTO加盟により様々な権利の享受を受け、一方で義務を負うことになりますが、経済の多角化や海外投資の推進などが進むことが期待されています。