安倍首相がラオス訪問

安倍首相は、16日のカンボジア訪問に続き、17日にラオスを訪問しています。これで東南アジア諸国連合(ASEAN)の10ヶ国をすべて就任後訪れたことになります。また、ラオスには、国際会議などの出席を除くと2000年の小渕首相の訪問以来13年ぶりとなります。今回の訪問では医療分野の協力強化や国際空港ターミナルの拡張などの大型インフラの整備の資金協力を行うことを確認、総額95億円の円借款を供与するとのことです。また、ラオスへの民間企業の進出の増加に踏まえて、官民合同で投資環境を整備すすめるとしています。

インフラ整備、医療分野の強化は、今までの日本がラオスに対して重点的に行ったきた協力分野ですので、今後も引き続き行っていくということを確認したことになりそうです。この数年の日本とラオスの間の課題は民間企業のラオスへの投資促進で、今回の首脳会議では、ジェトロ(日本貿易振興機構)の現地事務所を開設する方針を確認しています。このほか、直行便の開設の検討もすることも確認しており、直行便が運航されるようになれば、日本とラオスの関係が強化され、投資だけでなく、旅行者の大幅増加につながるでしょう。

このほか、今回の訪問にあたって、2015年なのでまだ少し先なのですが、日本とラオスが外交樹立60周年になるのを記念して、アジアゾウ4頭を京都市動物園に寄贈するとのことです。