日本、ラオスのナムグム第一発電所に約55億円の円借款

来日したラオスのトルトン・シースリット・ラオス副首相兼外務大臣は、23日に岸田外務大臣と会談を行いました。日本は、ラオスのナムグム第一発電所拡張計画向けに55億4500万円の円借款に署名をしています。40メガワットの水力発電機1基を増設するものです。そのほか、「人材育成奨学計画」(16億4300万円)及び「タケク上水道拡張計画」(2億5000万円)の約19億円の無償円借款にも署名をしています。

ラオスへの円借款は、1997年のアジア通貨危機後に経済が停滞し、2005年4月以降は円借款が停止していましたが、昨年(2012)、7年ぶりに円借款が再開され、ラオス南部のバクボ変電所からサラワン変電所の全長約200キロの送電線整備計画へ約41億円の拠出を行なっています。