スローボートで行く大河メコンの旅(3)

■ スローボートの旅の様子(ファイサーイ~パークベン)

 
スローボートの様子(1) スローボートが出発したら、あとはのんびりです。欧米人は、前や後ろに空いたスペースに足をのばしてくつろいでいる人もいます。本を読んだり、音楽を聞いたり、おしゃべりしたり、川の風景を眺めたり、人様々です。ファイサーイから途中の中継地点のパークベンまでは約136キロで、時速20-25キロでボートは走行し、約6-7時間で到着します。ボートは揺れはほとんどなく、快適です。なので、読書とかしても船酔いになりにくいです。ただ、私たちは雨季で暑い時期なので走行している風が入って気持ちが良いのですが、乾季特に12月から2月ぐらいまではかなり涼しく、ボートだと寒いと思いますのでその時期に旅行される場合は寒さ対策を忘れずに。

ボートの椅子は、車のシートを改造したものなので、このボートにうまく当たれば快適な旅になると思います。もう一つ、木の椅子のタイプもあるようで、これだとお尻が痛くなるので、ロンプラなどのガイドブックにクッションをあらかじめ買っておいた方が良いというアドバイスがあるためか、クッション持参の欧米人も結構いました。私たちのボートは、ファイサーイ・パークベン間、パークベンールアンパバーン間もボートは異なるもののクッションが効いたシートだったので快適でした。

スローボートの様子(2) ボートは、現地のラオスの人も利用するため、その人たちが、乗船・下船するときだけ停泊しますが、基本的にノンストップです。スローボートの中にはトイレもあります。また、ビールやコーラなどの飲み物やポテトチップスなどのスナックなども物売りがやってくるか売店があって買うことが出来ます。ファイサーイ・パークベン間は、途中で物売りの子供たちが乗り込んで売っていて、パークベン・ルアンパバーン間は、ボートの後ろに小さな売店があって、そこで買うことが出来ました。ただ、売店はあったら便利ぐらいに思っておいて飲み物や食べ物などは事前に買っておいた方が良いでしょう。というのも、私たちが乗船したのは雨季のシーズンオフ、バカンス前だし空いていると思ったのにそれでも満員です。ハイシーズンには今以上の人が訪れると思いますので、足の踏み場もないほど混み合うこともあるようです。
■ パークベン

夕暮れどきにパークベンに到着します。パークベンの桟橋には、ゲストハウスの人が案内の看板を持っていますので、適当な宿を選んで宿泊することになります。ボートは、徒歩ですぐに移動できる町の真ん中に到着します。といってもパークベンの町も非常に小さく、メインの通りは100mぐらしかありません。ゲストハウスは、船着場から登った坂道のメイン通りのところと、川沿いに数件ある程度です。気になるのは、パークベンのゲストハウス数と旅行者の数で、ハイシーズンになるとギリギリか足りないんじゃないかと思います。なので、パークベンに着いたら、すぐに宿を確保するように動いた方が賢明です。もし、荷物がすぐピックアップ出来ないようなら、先にゲストハウスの人と話をして宿を確保しちゃいましょう。

パークベンの船着場。ボートの到着に合わせてゲストハウスの人が降りてきます。
坂を登った正面が町の中心です。

パークベンの船着場

パークベンまで乗船してきたスローボートです。

スローボート

町の中心です。見えているところでほとんど全てです。 ゲストハウスはこの通りと、坂を登って左手に折れた川沿いのところに数件あります。

パークベンの町の様子

(2011/07/26)