象の密猟

エレファントアジアによると、ラオスの北西部のサイニャブリ県で密猟により、2008年5月と8月に計5頭の象が頭と足に銃弾を撃たれ死亡しています。2つの事件は関連があるとみられています。5頭の象は全て雄で象牙が引き抜かれ、何頭かは尾っぽも引き抜かれていたとことです。3頭は飼育されていたもの、2頭は野生の象とのことです。家畜の象の密猟の報告は今回が初めてとのことです。

ラオスの象は、野生に生息しているのは1000頭以下、飼育されているのが560頭であり、絶滅の危機に瀕しています。現状では、2頭象が生まれると、10頭の象が死亡するという状態です。

今回、野生の象だけでなく、家畜の象にまで及んだことが脅威になっています。

 

エレファントアジアは、ラオスに拠点を置く、野生象の保護活動を行っている非営利団体で、2007, 2008年とラオスで初めての象祭り(エレファオントフェスティバル)をサイニャブリ県で行っています。

http://www.elefantasia.org/ エレファントアジア