汚職指数、ラオスは154位

非政府組織(NGO)のトランスペアレンシー・インターナショナル(本部・ベルリン)は、12/1に2011年版の「汚職指数(腐敗認識指数)」を発表しています。10点満点で評価されラオスは2.2で183国中154位にランキングされています。ラオス周辺国の順位は以下の通り。

  • 005 ? シンガポール (9.2)
  • 060 ? マレーシア (4.3)
  • 080 ? タイ (3.4)
  • 112 ? ベトナム (2.9)
  • 154 ? ラオス (2.2)
  • 164 ? カンボジア (2.1)
  • 180 ? ミャンマー (1.5)

となっています。

なお、上位は、1位がニュージランド(9.5)、3位がデンマーク(9.4)、フィンランド(9.4)で、日本は、14位(8.0)となっています。米国は24位(7.1)、中国は75位(3.6)です。最下位は、180位がミャンマー、182位が北朝鮮、ソマリアです。

個人的には、ラオスは良いとはいえないのですが、相対的にもう少し順位が高くても良い気がします。現在、生活しているアフリカ南東部の内陸国のマラウイは100位なのですが、ラオスの方が全然印象が良いのです。

第3タイ・ラオス友好橋が開通

バンコクの歴史的な大洪水の中、予定通り開通するか気になっていたのですが、タイ東北部のナコンパノムとラオスのタケークを結ぶ全長780mの第3タイ・ラオス友好橋が約2年半の歳月をかけて工事が行われ開通したようです。

第3友好橋、11月11日に開通へ

ラオスのタケークとタイの東北部のナコンパノムを結ぶ第3タイ・ラオス友好橋の開通式が11月11日にタイのシリントン王女とラオスのチュンマリ大統領が出席して執り行われる予定とのことです。

ラオス:クレジット・カードを使ったキャッシング詐欺被害の多発(注意喚起)

日本の外務省が10/20付で渡航情報(スポット情報)として、クレジットカードを使ったキャッシング詐欺について注意を呼びかけています。シンガポール人またはフィリピン人と称する人物が単独の日本人旅行者をターゲットに詐欺をしているとのことです。だんだんバンコクのようになってきていますが、十分にご注意下さい。

NTTコミュニケーションズ、ラオスに拠点新設へ

10月11日、NTTコミュニケーションズは、ラオスに進出する多国籍企業のICTソリューションをサポートするために、ビエンチャンに「NTTコミュニケーションズ ビエンチャンオフィス」を新設することを報じています。

プレスリリースの中でも報じていますが、日系通信事業者がラオスへ拠点を設立するのは初めてであり、今後、日系企業などが進出するのにはずみがつきそうです。ラオスは、人口が少ないことから労働力の供給という点では難点がありますが、それでも安い労働力と、また、最近では、水力発電による電力拠点となっているため、工場などを立ち上げる際に電力確保がしやすいというメリットがあります。

台風18号が発生、ベトナムに上陸しラオスを通過予定

台風18号が南シナ海で発生しています。27日には、ベトナム中部に上陸し、28日にはラオスを通過して熱帯低気圧になる見込みです。大雨に注意する必要があります。

今年は台風の当たり年のような気がします。メコン川の水位も、ビエンチャンで09/26現在 9.81mで警戒水位が11.50mですので、まだ少し余裕があるものの十分な注意が必要です。

ラオス広域に大雨注意報

在ラオス日本大使館は、21日から23日かけて、中国南部の高気圧、ラオス中部の低気圧が停滞する気圧配置の影響でラオスの広域で大雨となるおそれがあり、大雨注意報が出ているとして、注意を呼びかけています。

旅行される方は、陸路での長距離移動には十分な注意が必要です。ビエンチャン・ルアンパバーン間のルートは、8/23に国道13号線で山崩れで一時通行不能となっていました。ご注意下さい。また、メコン川などの河川の水位もかなり高くなっており、南部のパクセで、洪水レベル、中部タケーク、タイのノンカイで警戒レベルにすでに達しているようです。ビエンチャンもかなり高い水位となっているようです。

国道13号線、ビエンチャンールアンパバーン間が山崩れで不通(2)

在ラオス日本大使館によると、先日(08/23)に山崩れによってビエンチャン県とルアンパバーン県との県境付近の国道13号線が通行不能になっていたとのことですが、8/27現在、片側1車線の仮設道路により、通行可能になったとのことです。

陸路での移動は避けた方がよいでしょうね。

ビエンチャン:ドンチャン島の開発着工

ビエンチャン中心部から約2キロ程度メコン河の下流にあるメコン川の小さな島であるドンチャン島のドンチャン村で、来年2012/11/05-06に予定されている第9回アジア欧州会合(ASEM)の開催に向けて、2つの会議施設などの建設の着工が先週の木曜日にされたようです。来年の8月までに会議施設などASEMに合わせて準備が進められ、第2フェーズでは、2013-2017に賃貸住宅、学校、病院、そして、第3フェーズでは、2017-2021に貿易センター、住宅、オフィスと、段階的に建設が進められ、近代的なエリアに生まれ変わる計画となっているようです。

ビエンチャン中心部にある素朴なドンチャン村でしたが、近代化の流れの中、消えていきます。ちょっと複雑な心境です。アジア欧州会議は、政治・経済的に結びつきの薄かった、アジアと欧州との結びつきを強化する目的で開催されているものです。ワッタイ国際空港もこの会議の開催に合わせて、各国の飛行機が離発着できるように拡張されるようです。

国道13号線、ビエンチャンールアンパバーン間が山崩れで不通

在ラオス日本大使館によると、8/23現在、ビエンチャン県とルアンパバーン県の県境付近の国道13号線で、山崩れにより約300メートルが通行不能になっているとのこと。復旧の目処は立っていないとのこと。

陸路で、長距離バスなどでルアンパバーン・ビエンチャン間が移動出来ないようです。