公園の管理とホームページ
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- カテゴリ: プーカオクワイ
- 公開日:2008年08月06日(水)08:41
プーカオクアイ国立公園はラオス政府観光局がヨーロッパの援助を受けて開発、管理をしています。具体的にはカナダ、ドイツ、スゥエーデン、スイスといった国です。これらの国が中部の公園と周辺の村の援助を地域社会をベースとしたエコツーリズム開発プロジェクトとして行っています。
http://www.trekkingcentrallaos.com/ プーカオクアイ国立公園
プーカオクアイ国立公園はラオス政府観光局がヨーロッパの援助を受けて開発、管理をしています。具体的にはカナダ、ドイツ、スゥエーデン、スイスといった国です。これらの国が中部の公園と周辺の村の援助を地域社会をベースとしたエコツーリズム開発プロジェクトとして行っています。
http://www.trekkingcentrallaos.com/ プーカオクアイ国立公園
プーカオクワイ国立公園は、1993年10月29日に制定されたラオスで20ある国立公園の一つです。東西80キロ、南北40キロ、ビエンチャン特別市、ビエンチャン県、ボリカムサイ県にまたがる2,000平方キロメートからなります。ちょうど東京都と同じ面積になります。
山々と川が織りなすビエンチャンの東部は、ハッカイ村(Ban Hat Khai)とナー村(Ban Na)がトレッキング拠点となっているようです。これらを拠点にして旅行会社が日帰り、1泊2日、2泊3日のトレッキングツアーをアレンジしています。
私たちがトレッキングしたのは、ハッカイ村からになります。このハッカイ村の周辺には、タートサイ滝(Tad Xai)、パーサイ滝(Pha Xai)、そしてタートルーク滝(Tad Leuk)などの滝があります。タートルーク滝からは川に沿って1.5キロのネイチャートレイル(自然遊歩道)が設定されており、カジュアルなトレッキングを楽しむことが出来ます。
ハッカイ村の周辺地図です。この村が拠点になるのがわかると思います。 村の北に約7キロのところにタートサイ滝があります。ここには車でも行くことが出来ますし、マン川、サイ川とロングボートで途中まで登ることが出来ます。途中から1時間半程度、トレッキングをすると滝に到着します。川は雨季でも大変穏やかです。
ハッカイ村から東に約13キロ行ったところにあるのがタートルーク滝です。途中の道は未舗装ですが、道の状態が良いのです。しかし、非常に赤土の埃がすごいです。滝に入る最後の4キロの道は非常に悪路で、少しでも雨が降ると4駆の車でないと走ることができないような道です。以前は、バスが来れたというのですから驚きです。たぶん、未補修でドンドン道が悪くなってしまったようで非常に残念です。このタートルーク滝には小さなビジターセンターがあります。ここから1周1.5キロ、約1時間半の自然遊歩道があり散策することが出来ます。このタートルーク滝の上にタートサング滝があり、ぐるりと周る約7キロ、約4時間のコースがトレッキングコースとして設置されています。
ロンリープラネットを読むと公共の交通手段を利用する場合、タラートサオバスターミナルからの13号線沿いにあるタボック村(Ban Tha Bok)あるいは、その先にあるパクサン(Paksan)行きのバスに乗ってと書かれていますが、タボック村(Ban Tha Bok)からハッカイ村(Ban Hat Khai)までは10キロありますので、どこかでソンテウをチャーターする必要があり、現実的な移動手段ではないと思います。結局は、旅行会社にアレンジしてもらうのが現実的。もちろん、チャーターしたバイクや自動車でダイクレクトに行くことは可能です。
ハッカイ村ではホームステイしか宿泊手段がありません。また、村の人が公園のガイドをしています。グリーンディスカバリ旅行社はパッケージツアープランを持っていますし、必要であればアレンジもしてもらえるので、素直にツアー会社にお願いした方がいいでしょう。グリーンディカバリでは、北部のナムハー国立公園と同様のエコツーリズムのシステムをこのプーカオクアイ国立公園でも採用しているそうで、ツアー代金の中から一定の割合で、村やガイド、運転手などにお金が支払われる仕組みになっています。継続的な村の貧困対策の取り組みにより、国連から特別表彰を受けているそうです。
ハッカイ村から北に約7キロのところにあるマン川(Mang River)支流のサイ川(Xai Rever)にある7段の滝。私たちが行ったときは雨季で水量が多い時だったので、7段の滝と言われてもピンと来なくて、ダイナミックな滝になっていて圧巻でした。目の前の滝壺は浅いので泳ぐことが出来ます。ちょうど滝の目の前がちょうど良い岩場になっているので、ランチポイントになっています。滝から流れてくる風はヒンヤリとしていて気持ち良いです。この滝には、車でも入口まで行くことが出来ますし、マン川、サイ川とロングテールボートで上っていって、途中から川沿いの森林の中をトレッキングしていくことが出来ます。
タートサイ滝から下流に800メートル下ったところにある滝。40メートルの落差があり、雨季だったので水量が多くて豪快だったのですが、乾季は、岩の間から少し流れているだけのようです。やはり滝は雨季に行った方が見ごたえがあります。ビューポイントは絶壁のところにあるのですが、ちょうど左手に木があって滝の全容が見ることが出来ないのがちょっと残念です。
ハッカイ村から東に約14キロのルーク川にある滝です。滝の規模はそれほど大きくありませんが、滝のすぐ横に小さなレストランがあり、見晴らしの良いところです。入口を入って右手に小さなビジターセンターがあります。この公園管理を一つの家族が行っているようです。自然遊歩道が設定されており、約1.5キロ、1時間半のカジュアルなトレッキングを楽しむことが出来ます。
ハッカイ村からこの滝に入る道の入口までは土埃がすごいですが、比較的きれいな道で、滝に入る最後の4キロがかなりの悪路になっていて、雨が降ると通行がかなり難しくなります。
滝までの最後の4キロの道。
滝のすぐ上流の様子。
自然遊歩道。