メコン川の火の玉、タイのウボンラチャタニでも

  毎年、オックパンサーの日にメコン川から上がる火の玉は、ビエンチャンから東に約70キロ過ぎたところ、国道13号線で東に向かい、ナムグム川を渡って数キロ先を右折した地点(パーニュ村?ティン村の一帯)、タイ側だとノンカイ県ラッタナワピー郡辺りが有名です。毎年、数百の火の玉が発生しているようで、タイ側ではノンカイに数十万人が訪れる大観光イベントになっていますが、ラオスでもこの日になると川原に火の玉を待つ人でいっぱいになるようです。

昨年(2007年)は、非常に少なくバンコク週報によると、ノンカイ周辺のは、わずか67個とのことでした。今年は、どうなるでしょうか?

この火の玉ですが、ウボンラチャタニ県のコーンジアム郡でも発生しているそうで、見物客の受け入れ準備のニュースが出ていました。ラオス側はチャンパサック県になりますが、サラワン県との県境近くです。昨年は、30個上がったそうです。

 

メコン川の火の玉、見物客の受け入れ準備開始
http://www.newsclip.be/news/20081005_020777.html

20081005_メコン川の日の玉

このメコン川の火の玉は、「バン・ファイ・パヤー・ナーク」(「パヤナーク怪火)と呼ばれ、蛇の神(ナーガ)によるものと信じられています。オークパンサー(出安居)の日(旧暦11月の満月の夜)に発生します。原因は不明で、天然ガスがオックパンサーの日に飽和して発生?なんでしょうか?昔は、ナムグム川周辺の池などでも発生したと言われています。タイでは「メコンフルムーンパーティ」(2002年)という、このメコン川の火の玉を題材にした映画が製作されたこともあります。この映画では、ラオスのお坊さんが上げているというお話でした・・・

今年は、10月14日の夜になります。ラオスではこの日に灯篭流しが行われます。